自己紹介その②
こんにちは、かぼすです。
昨日、中学時代までお話しましたので、つづきをお話したいと思います。
中学生の間、そろばんを続けたことで、大きく道を踏み外すことなく、商業高校に合格することができました。
すると、中学卒業してすぐ、高校珠算部からお呼びがかかり、そのまま珠算部に入部する流れとなりました。なので、ここで一旦師匠のもとを離れることになります。
中学時代、そろばんだけでなく、応用計算(文章題の利息計算や売買計算など)をしっかり叩き込まれていたので、入学前に計算実務検定1級を合格していました。
その為、商業高校では、電卓実務1級をすぐに合格することができ、簿記計算も苦労せず、全商1級、日商2級を2年で合格することができました。
私の入学した頃はそろばんの授業もあり、
高校では中々楽しい(楽な?)時間を過ごしていました。
部活では、九州大会へ出場することもありましたが、教室でしていた練習と所属団体が違ったので、練習はなかなか、苦痛でした(笑)
高校ではそろばんは段位認定を受験していましたが、入部して最初の頃に昇段(日商の2段か3段)してから、すぐに行き詰まった記憶があります。
原因は見取り算が取れない。そろばんで弾いていたので、いつまでたっても取れませんでした。(そろばん談義についてはまた改めて)
高校の珠算部の思い出は、多くありません。
得意だった読み上げで入賞したくらいです。
高校を卒業して就職すると、結婚するまで
そろばんとは縁がない生活を送ります。
が!18歳まで続けていたことで、私の計算はいつまでも珠算式暗算のまま。
かけ算もわり算も。もう普通に計算することはできません。
結婚して娘を産んで、娘が幼稚園に通うようになって、「娘にそろばんを習わせよう!」
と思い立ちます。
娘が4歳のとき、師匠のもとを訪ねました。
就職の報告を18のときして以来です。
そのとき、師匠が私に言ったのです。
「自分で教えれば? 」
これが、ふたつ目のターニングポイントです。
師匠の言葉に、娘にそろばんを教えよう❗と決めました。
そのとき、近所のママ友たちも、こどもにそろばんを習わせたいと言い始めていて、それを師匠に相談すると、
「教えてみれば?教える勉強、ここで手伝ってすればいいし。」
と、提案してくれました。
師匠の教室は、当時住んでいたところから車で混むため30分。
この頃から、朝~14時すぎまで仕事→幼稚園のお迎えから、そろばん教室へ週3回直行して、19時まで補助で◯つけや教える→帰宅
他の日に近所のこどもさんに教える、という日々が小2まで4年ほど続きます。
このころがいちばんヘビーな生活でした。
まだ30代前半だったから、できた生活。
今ではしんどいと思います。
でも、やりたい、やろう!と思ったのは、
師匠を尊敬していることが大きかったと思います。師匠の自宅教室は、常に50~70名が12畳間に入れ替わりひしめく賑やかな教室です。
こんな私でも、人のために自分にしかできない特技を活かせること。
そして、そろばんが人生で役に立つことをわかっているのも自分で、それを人に教えるチャンスに出会えたこと。
師匠がくれたチャンス。
やってみたい‼️と素直に思えました。
前に書きましたが、私は失われた10年世代のど真ん中の世代。
就職するときには、超氷河期がやってきて、
就職することがやっと。
お給料も底値。
一旦辞めると、中途採用は全くない。
世の中には派遣とフリーターが溢れました。(私のいた大分の話ですが)
私も、最初の仕事を辞めると、結婚するまでフリーターでした。
結婚相手は、派遣切りにあった、同世代。
大袈裟ですが、将来や、世の中に希望をもったり、期待するのとのないまま大人になった人間です。もちろん、全てが世の中のせいだと思っているわけではありませんが、社会に出ていこうとしたときに、世の中が私たちを必要としていない空気であったことは事実です。やりたい仕事、行きたい会社、ではなく、どこなら行けるかと職探しをみんなしていました。
そんななか、なんとか職についた主人と結婚して、こどもを生んだとき、こどもを抱えて仕事をすることの難しさに直面しました。
保育園は、仕事をしている人のためのもので、これから仕事を探す人が入れる余地はありませんでした。これは今でもかわりないような…。
正規雇用の産休や育休の人は当たり前の様に保育園にすんなり入れているのを見て、羨ましく思ったものです。
3歳に娘がなって私立幼稚園に入るまで、某バーガーチェーンで夜にアルバイトをしました。
生活するためには働かないと、とてもじゃないですが、食べていけません。
このまま、アルバイトしながら歳をとるのかと20代の頃は、将来に不安を感じていました。
そんなときに、チャンスが訪れたわけです。
不安のなか、そろばんを教えてみたい!と強く希望したのは、自分の育ってきた境遇、今の子育ての状況が大きな理由となっているわけですが、それについてはまた次に続きます →→→